暮らしのあれやこれや

里山の縁日プロジェクト② 〜知って、触って、食べて感じる、岩手の暮らし〜

前回の記事をご覧いただきありがとうございます。縁日にとって新たな拠点を持つことは大きな決断です。不安ももちろんありますが、縁日を応援いただいている皆さまの笑顔のために日々、精進しております。

さて、この記事をご覧になったとき「縁日なのにカレー?」という疑問をきっとお持ちになられたと思います。そうなんです。新しくできる里山の縁日では「カフェ」も行う方向でプロジェクトが進んでおります!今回は里山の縁日で企画されている、プロジェクトについてご紹介いたします。


里山にできる縁日の本店では「セレクトショップ」「カフェ」「ものづくりワークショップ等イベント」の主に3つを軸にさまざまな展開を考えております。まずはセレクトショップについてご紹介いたします。

■五感で感じるものづくりとの出会いの場

縁日本店では、オンライン上で運営している縁日オンラインショップを、リアルに再現した空間にしようと、日々試行錯誤しながら現場を作り上げています。たくさんの人の知恵と力を借りながら「縁日の空間」を作り上げている途中です。

現在オンラインショップで販売している商品に加え、よりたくさんの地域で作られた手仕事のアイテムをセレクトし販売します。東北に限らず、その土地に根付く暮らしの道具を集め、みなさんの暮らしに寄り添えるアイテムをご提案するべく、縁日のバイヤーは全国各地を飛び回っております。また陶器や張り子など工芸品や郷土玩具を生業とする作家さんをお招きして、期間限定ショップも現在企画中です。

オンラインショップでも、地域で作られたものづくりとみなさんとの出会いの場を作ってまいりましたが、里山の縁日では「手仕事のアイテムを五感で体験できる場」へとしていきます。

それに伴い、やっぱり「食べる」ことも体験していただきたい大切な要素なのです。地域で作られるものは道具だけではありません。寒い地域の暮らしの知恵が詰まった郷土食、その土地土地の環境で育つ食物たちも、岩手の暮らしを伝える上で「食べること」は大切なことでした。なのでみなさんが気軽に地域の文化に入りやすく、岩手の暮らしを「食」という面で体験いただけるカフェを併設しようとなりました。


■岩手の暮らしを「味わえる」里山カフェ

私たちの暮らしにおいて絶対に必要なのが「食」ですよね。暮らす場所や環境によって食べるのものが変わり、地方に訪れる目的の一つでもあります。縁日オンラインショップの会員さまは全国にいらっしゃいます。岩手に遊びにいらっしゃった際、この里山の縁日で、擬似的にも岩手の暮らしを堪能して頂けたらと思い、岩手や一関のごはんをカフェでお楽しみいただきたいのです。

現在は絶賛メニュー開発中です!岩手で取れた鹿肉を使ったキーマカレーや、焼き菓子など地元の食材を美味しく食べていただけるように、日々模索しています。


■ものづくりや地域を体験できるイベント

これまでも行ってきた、ものづくりワークショップもこの里山でやっていきたいと思います。ワークショップやものづくり体験を通して、自然のなかで人と人が出会い、五感を使って楽しめる場づくりを目指しています。ものを作って終わりではなく、素材や染め方などの「こだわり」の部分も含めて、ものづくりをお楽しみ頂けたらと思います。ものづくり体験以外にも、自然や郷土芸能、地域の文化を体験できるイベント等も企画しております。狩猟やジビエといった岩手に根付く文化も、体験いただけるようプログラムを製作中です。


暮らしの中には、衣食住が必ずあります。それに地域で暮らすことには環境に寄り添った知恵や知識も必要です。岩手の暮らしに当たり前にある衣・食・住・知を、この場所から伝えていくためさまざまなプロジェクトが進んでいます。

次回はこの「里山の縁日プロジェクト」においての大切なお知らせです。ぜひご覧ください。