手ぬぐいのたたみ方ってどうするの?と、ふと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
手ぬぐいをたたんだ時に一番気になるのが、切れ端の部分です。
今回はその手ぬぐいの切れ端が気にならない粋なたたみ方をご紹介したいと思います。
手ぬぐいのたたみ方手順
en・nichiのお手拭きを制作している『京屋染物店』さんで、分かりやすい動画説明がありましたので、ご紹介します。
写真での解説
①手ぬぐいを半分に折ります。
②半分に折った手ぬぐいの切れ端になっている部分を、3分の1ほど中に折ります。
③残りの3分の1を中に折ります。
④端を真ん中まで折ります。
⑤反対側の端も真ん中まで折ります。
⑥最後半分に折ると、完成です。
このたたみ方をすると手ぬぐいの切れ端が中に折り込まれ、気にならなくなり、コンパクトに仕舞うことができます。
この折り方は、実は落語で使われており、「まんだら」と言われています。
手ぬぐいのたたみ方をなぜ「まんだら」と呼ぶのか
なぜ「まんだら」と言われるのでしょうか?
落語家が高座で使う小道具は、扇子と手ぬぐいだけです。
扇子は、風(かぜ)と呼び、開いたりたたんだりして、刀、箸、筆、竿、傘、お銚子、きせるなどの表現に使います。一方、手ぬぐいは、手紙、本、財布、たばこ入れなどの表現に使われます。
その何にでも化ける様子から、このたたんだ手ぬぐいを「まんだら」と呼ぶようです。
このたたみ方をすれば、手ぬぐいの気になる切れ端も見えなく、綺麗にたたむことができます。
ぜひ試してみて、お友達にも自慢して見てくださいね。
ご紹介の手拭いについて
販売価格:1,480円(税込)〜2,750(税込)