ショップについて
私たち
縁日がある東北・岩手には 私たちが暮らす岩手県は、四方山に囲まれたいくつもの盆地で形成され、起伏に富んだリアス式海岸があります。冬は寒く、春から夏にかけて吹く冷たく湿ったやませ風で作物も育ちにくく、かつては飢餓も度々起きたとても厳しい土地でした。農作物が採れない時には、山の木の実を糧にする。身体をつくるタンパク源は山の獣の命をいただき食卓を囲む。育てた麻を自ら紡いで布を織り、1着を作る。その1着を何度も繕いながら永く大切に使い続ける。そんな暮らしが、長く山間部の地域で営まれてきました。 岩手の郷土芸能や祭りの根幹には、自然への畏敬の念や命への感謝を今に伝え、よろこびに満ちた暮らしを願い祈る、そういった想いがあります。 「自然の恵みに感謝をし、モノを大切にして生きる」という暮らしの当たり前は、時代が移ろうなかで、すこし置いてきぼりにされているように感じます。人やモノを愛し、自然と寄り添いながら生きることは、今までもこれからも変わることのない暮らしの根っこです。この土地の豊かさを築いてきた、郷土への想いを服づくりに込め、一〇〇100年先の未来へ繋げるブランドとして、京屋染物店は縁日を立ち上げました。祭りの衣装が、地域や人々の想い、自然との繋がりを身につける道具であるように、縁日の服も大切なものに寄り添い、繋がれる暮らしの道具でありたい。駆け抜けてきた時代が置いてきてしまったモノを丁寧に拾い集めながら、縁日は一〇〇100年先の未来に紡いでいきます。 東北の自然に寄り添った農的な暮らしを生きる衣服は、体を大切に包み込む暮らしの道具です。体の動きを妨げず、丈夫に作られた衣服には、先人たちの技術や知恵が沢山詰め込まれています。昔の衣服の工夫を紐解きながら、現代の機能性と合わせ、いつの時代も着続けられる1着を作り続けます。 染色は反応染料の他、草木、藍、鉱物などの天然染料を使い、できる限り自社工場で染め上げます。反応染料は人体にも環境にも負担がない、安全な染料を使用しています。草木染めには、この土地にある樹木や草木、近隣で活用されなくなった廃材などを使い、自然の恵を無駄なく活用します。人にやさしく、自然にもやさしいものであること。一〇〇100年後もものづくりが続いていけるような染めをし、この土地に感謝しながら、土地の色を借りて衣服を染めています。 服の素材は木綿や麻などの天然繊維を使います。 岩手県は寒冷で綿花が育たない土地だったため、貴重な木綿を最後まで丁寧に使うことが当たり前でした。サステナブルな暮らしというものではなく、そうしなければ生きていけない切実なものだったのです。 同じものづくりの視点をもった作り手たちと、ものづくりをしていきます。私たち
concept
山や川、草木や獣たちと共に生きてきた
何にも変えがたい暮らしがありました。
山の植物の色を借りて染め物をしたり、
馬や牛の力を借りて田畑を耕し、
山の獣の命をいただき食卓を囲む。
綿花が育たない厳しい寒冷の土地柄、
布はとても貴重で、
服は穴が空くたび、何度も自分たちで直し
1着を大切に、大切に着続けます。
自然の恵みに感謝をし、
ものを大切にしてきた土地の暮らしから、
裂織や刺し子、郷土芸能や祭りといった文化が生まれ今へ受け継がれています。
しかし、時代が激しく移ろい、
私たちの生活が変化してきた中で、それらを、
置いてきぼりにしてきたのかもしれません。
ちょっと立ち止まって、
身の回りの人や物や自然との関係性や距離感を
もう一度、見直す時が来ていると私たちは感じます。
ふと足元を見てみると、一〇〇100年以上ものあいだ
東北の地で営まれてきた暮らしの中に、
未来への道標となる「本質的な豊かさ」があることに気付きました。
私たちは一〇〇100年先の未来に、
その道標を紡いでいきたい。
先人たちが残してくれた、
東北の暮らしを丁寧に紐解き、
人や自然を繋ぐ、真摯なものづくりをする。
それが未来に繋がると、
私たちは信じています。
これまでの一〇〇100年の暮らしを、
これからの一〇〇100年に繋いでいく。
人にも自然にも寄り添う、暮らしの道具を
縁日は作り続けていきます。
郷土
山間部の集落で過ごしてきた人々にとって、草木や生き物の命と自らの命は、密接な関係にありました。自然から恩恵を受け、自然と決して争わない。慎ましくも豊かな暮らしがそこにあったのです。
山の恵みに感謝し、自然を恐れ敬うこの土地の精神性は、岩手独自の郷土芸能や祭りの文化を通して、今の時代にも脈々と受け継がれています。
地域の祭りと
京屋のものづくり地域の祭りと京屋のものづくり
祭りで着る絆纏は、絆(きずな)を纏う(まとう)と書き、地域や人の想いを繋いでいます。また郷土芸能衣装は、身につけることで山の獣の化身となり、自然と繋がることができる道具です。それぞれの衣装を身につけることで、地域の想いや自然との繋がりを感じ、自分たちが暮らす地域への敬意や郷土愛を示すことでもあります。
京屋染物店は、岩手という地域と繋がり一〇〇100年以上、祭りや郷土芸能の衣装の製作を手掛けてきました。大切な祭りの衣装は、繕いながら代々引き継がれ、地域の愛着が刻まれたかけがえのない1着に変わっていきます。私たちはその1着を職人たちの手によって、丁寧に、丁寧に作り上げてきました。
縁日
これからの100年に寄り添い、
繋げるために
地域に伝わる服の形
染めのこと
素材のこと
着続ける先で、質感や経年変化の美しさが増していく素材を選んでいます。
ボタンなどの装飾品もできる限り天然素材を使いますが、プラスチックやファスナーなども使いやすさの観点から使用することもあります。
暮らしを快適にする道具の良さを、バイアスをかけず見つめ直し、永く使うという観点で自然と人とが共存できるもの作りが何であるかを自らに問い続けます。
永久修繕
時が経ち、先人たちが必死で繕い着続けてきた衣服には願いや祈りともいうべき力強さがあり、人の生活に永く寄り添ってきた美しさが滲み出ています。
我々が作り上げる衣服の美しさにはどうやら限界があるようで、その先はお客様が永く愛し着続ける先にしかないと考えています。
1着を永く愛し続ける東北の本質的な衣服との関係性を提案し、永久修繕のサービスを通して、お客様と共に歩むこれからにも寄り添い続けます。ものづくりの関係性
縁日のものづくりに携わる職人たちが、収入ややり甲斐においても心地よく携わり続けられる関係性を構築していきます。協力会社とは、共に本質的なものづくりができるパートナーとして、お互いのアイディアを出し合える関係を築きます。
取扱店舗様のご紹介
(「縁日」ブランド商品のみ)
店名
住所
TEL
光原社 本店
岩手県盛岡市材木町2-18
TEL:019-622-2894
KANEIRI STANDARD STORE
岩手県盛岡市盛岡駅前通1-44 盛岡フェザン 1F
TEL:019-613-3556
光原社 仙台店
宮城県仙台市青葉区一番町1丁目4-10
TEL:022-223-6674
東北スタンダードマーケット
宮城県仙台市青葉区中央3丁目7-5
TEL:022-797-8852
祭用品専門店浅草中屋 本店
東京都台東区浅草2丁目2-12
TEL:03-3841-7877
サステナブルな暮らしの
実験場「R(アーーーーール)」東京都練馬区石神井台3丁目20-9
手仕事の台所道具の店 studio482+
長野県北佐久郡立科町芦田八ケ野612
マカロニ商店
東京都目黒区中目黒1-1-71 2F
TEL:03-6412-8795
vivit
〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-1-11 目黒東洋ビル4階
わざわざ
〒389-0403 長野県東御市御牧原2887-1
キリコメイド
1001 SW Morrison St.
ポートランド、オレゴン州 97205TEL:503-222-0335
縁日ブランド商品の
お問い合わせフォームへ
卸・委託・POPUP等に関する
お問い合わせ
カテゴリから探す
ブランドから探す
